秋の名月を彩るデコパージュ


2016年の中秋の名月、十五夜は9月15日(木)です。

夏の暑さは残りますが、「中秋」は旧暦では秋の真ん中のことをさし、少し冷えて乾燥した空気で秋晴れに恵まれ、美しい月を見ることができます。お月見は日本の伝統行事として趣がありますよね。

お供えには、収穫のお祝いや健康と幸せを願った月見だんご、子孫繁栄や魔よけの意味を持つススキ、その年に収穫した農作物などをお供えします。

ススキを生ける花瓶などにデコパージュを施して、日本の伝統行事をデコパージュで彩ってみてはいかがでしょうか?

デコパージュでは紙ナプキンを使うことがほとんどですが、和紙で製作してみても素敵なんです。今和紙を使ったデコパージュもじわじわと人気が出てきています!

洋紙と比べ、繊細なタッチの和紙は、私達日本人が昔から慣れ親しんでいるものの一つかと思います。

全国各地に伝統工芸として存在する和紙は、主な原材料に楮、三椏、雁皮、麻などがあります。
皮をはぎ、白皮を洗い煮て、不純物を取り除き、たたき、練り上げ、紙を漉く、漉いた紙に圧をかけ、乾かし、規格寸法に切断して仕上がります。

伝統的な和紙はたくさんの作業工程を経て、私達の元にやってくるのです。

今は機械化が進み、多量生産されるものがほとんどではありますが、一枚に職人の思いや温かさが込められた和紙に触れてみることも良い機会かもしれませんね。

%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%97%e3%83%81%e3%83%a33日本橋 和紙 榛原

伝統的な和紙以外でも、千代紙やリーズナブルに手に入る愛くるしい和紙も多く出回っています。

和紙の専門店も多くなりデザインも豊富なので、お好みの紙を探すことも楽しみのひとつですね!

日本の秋を、伝統工芸とデコパージュで華やかに彩ってみてはいかがでしょうか?