デコパージュとは、紙や紙ナプキンなどに描かれている模様を切り取り、様々な素材に貼り付けて、コーティング剤でコーティングするハンドクラフトです。

decoupage(デコパージュ)は、フランス語で≪切り取る≫や≪切り抜く≫という意味があります。

ヨーロッパで誕生した技術と言われていますが、イタリアの家具職人が、日本の漆工芸からヒントを得て生み出したという説もあります。

数年前から、デコパージュは日本である程度は知られていました。
現在のように爆発的に流行りだしたのは、デコパージュで飾り付けた上履きやスニーカー、石鹸などがテレビや雑誌で取り上げられたことが1番の要因です。

unspecified4テレビで取り上げられるやいなや、瞬く間に日本中にデコパージュの名前が知りわたりました。

特にデコパージュで作った上履きは、主婦層から圧倒的な支持を得ました。
デコパージュに必要な道具が、セリアやダイソーなどどこにでもある大手100円ショップで手に入るということも大きなポイントでした。

ハサミ、はけ、紙ナプキンはもちろんのこと、デコパージュに必須な「デコパージュ専用液」と呼ばれる糊も、ダイソーやセリア100円ショップで手に入ります。

また、デコパージュ専用液と同じぐらい必須なものが「紙ナプキン」です。
様々な柄や色の紙ナプキンが手に入りやすい点も、デコパージュが普及した要因です。
例えば、北欧家具などを取り扱う有名家具店「IKEA」では、数十種類の紙ナプキンが随時購入できます。
他にも、ニトリなど大型ホームセンターでも豊富に取り扱いがあります。

主婦層から広まったデコパージュは、その後、20代などさらに若い世代へと広まりました。
デコパージュを教える教室やサロンも徐々に増え、デコパージュに関する本の出版、雑誌やテレビで頻繁にデコパージュが特集されるようになりました。
そして今では老若男女、誰もが楽しめるハンドクラフトへと成長しました。

100円ショップで購入できる材料で、気軽に楽しめるハンドクラフト、それがデコパージュです。

⇒ デコパージュ用語辞典一覧